あむあずが否定され嫌われる理由とは

 前回の愚痴垢のみならずあむあず注意喚起やリツイートした他界隈アカウントも含めたブロックリストの話が明るみに出る前、サンデーうぇぶりコメント欄へのあむあずCPコメント、つまり事実上の公式凸が起きていました。

 

 そして、もうはっきり言うとTwitterの時もミステリーレストランの時も、今まで何度も何度も注意されてそれでも何が悪いのか理解ができない、自重も自戒もしない人があまりに多いのであむあず界隈は忌避され嫌われるわけですが・・・改めてちょっと考えてみたいと思います。

 まず前提として、

 あむあず否定=榎本梓というキャラクターの否定ではない

というのがあむあず界隈の人には何故か理解できないようです。

 梓さん自体逆輸入キャラ、かつサブキャラの中でも警察関係者でもないので優先度が低く、出番もポアロか毛利探偵事務所にかかわる場合に限られているのでそもそも好き嫌いが表面化するようなキャラクターではありません。

 声優さんの声や演技のために苦手だという感想は以前からちらほらありましたが、アクが強いキャラクターではないこともあり強い否定は出てきませんでした。

 私の見たところ、あむあずはない、嫌いという人の大半が、

 あむあず界隈によって大きく歪められたら榎本梓という二次創作内のキャラクター

を嫌悪しています。

 これは以前も書きました。

 

 まるで男性向け18禁ゲームの女性キャラクターばりに萌え化されていたり巨乳だったり女性として最低限の配慮やたしなみも忘れた痴女化されていたり迫られたらすぐ体を許すような貞操観念の薄いキャラにされていたり・・・

 

 原作の天真爛漫で強かな面も持つ二十代の女性の面影などどこにもありません。

 こうまで壊しておいてあむあず界隈にとって都合のいい《二次創作の榎本梓》を嫌うなというのは無理があると思います。結局原作などどうでもよくて、キャラクターをただの記号としか見ていないと言えるでしょう。

 これがあむあず=魔改造と揶揄されるゆえんですが、個人的にどうなのかと思うのが上記のように改造しておいて聖女だの女神だの天使(これは実際に作中で呼ばれているキャラがいますね?)だとのもてはやす部分なのですが・・・もう、その程度の言葉の意味からして理解できていないのか?後生だから辞書をひいてくれと本気で言いたくなります。キャラクターがかわいそうすぎて長くは見ていられません。

 こういった極端なキャラ改悪は二次創作ではありがちなことなのですが、聖女だの女神だのと呼ばせるのならもっとそれに相応しいキャラクター設定と描写があるでしょうに。赤字にしたようなキャラクターでは矛盾もいいところで非常に残念です。

 前述のように歪みきったキャラクター像でもって何故か公式カプを語るのが、とかくあむあず界隈と界隈が推す榎本梓が嫌悪される原因(の一つ)だろうと推測します。

 

 

 安室透というキャラクターについても同様のことが指摘できます。

 原作を読んでいて標準的な読解力があれば

 バーボン=安室透=降谷零

 であり、第三者への言動や行動の多くが黒の組織への潜入と情報取得を容易にするための演技で、意図的に演出されたものであると察せられるはずです。

 安室透はバーボンが周囲に溶け込むための偽りのキャラクター、そしてバーボンもまた降谷零が潜入のために作り出したキャラクターです。千の顔でも演じわけるというセリフの通り、コナンたち原作キャラクターや我々読者が垣間見る彼は九割が演技と思って差し支えないでしょう。

 

 ですが、あむあず界隈では彼女たちの思い描いている二次創作の榎本梓には素の顔を見せてらしいです。もちろんこの認識が二次創作だけの話ならいいのですが、原作を読んでも同じように言っています・・・。というか、いつでもこの調子ですね。

 あまつさえ、今回の映画で原作者自らが入れた『恋人はこの国』というセリフまで嘘だと言うので驚きました。映画を見たならあの部分のやり取りがコナン=蘭、安室=国という具合に対比されているのが明確なのにです。別の映画を見たんだろうかと考え込んでしまう感想ですが、要するにあむあず界隈のやり方では

 

 あむあずの妄想に都合の悪い部分は全て嘘扱いか無視

 

だということなんですね。

 これで本当に愛のある二次創作だと呼べるのか私は甚だ疑問ですし、数々の批判に対してあむあず界隈が反論できる立場なのかについても懐疑的です。

 

 とりあえず、あむあず界隈はあむあずへの否定=原作の梓さんへの否定ではないのだといい加減事実から逃げずに向きあって意識を改善すべきだと思いますし、推理漫画を読む読解力の水準に達していない点に気づくべきだと思います。

 楽しく二次創作をするため、自由と責任についてもっとよく考えてみませんか。