あむあずトレパク公式絵寄せ問題から二次創作を考える 4日目
前回は同人活動のあるべき形について私見ながら述べてみたので、ちょっと趣向を変えてみようと思います。
トレパク以前からあむあず界隈は周囲からその振る舞いをたびたび問題視されてきたわけですが、それは何故かを簡単にまとめてみました。前記事にリンクを貼ったのTogetterまとめと被っている部分もあります・トレパクや絵寄せ行為については今回は触れません。
何かと取り沙汰されるのは以下の問題点です。
下の二つは公式に直接迷惑をかけない行動ですからまだしもという感じですが、上の五つは本当にいただけないんですよね・・・。原作やキャラクターへの愛情が感じられないと言っても過言ではありません。もちろん、そんな人ばかりでないのは承知の上ですが。
原作未読での二次創作についてはきちんと原作を踏まえて活動している側からしたら顰蹙もので当然ですし、非公式のCPであるにも関わらずさも原作でそういう描写があるというような流言は嫌われます。個人サイトが多かった頃ほど同人活動は公から隠れなくなりましたが、それでも一つ間違えば公式に迷惑をかけるだろう行為は慎むのが最善です。原作者様や公式アカウントへのCPを交えたリプライや投稿、恣意的な質問も控えましょう。
公式の名を冠したイベントでCPを前面を押し出した行動や言動も、CPのみならず作品そのものを好きな人たちの品位をまとめて下げるものです。最近だとhrakも炎上していましたね。あれはCP云々でなくコスプレイヤーさんの振る舞いが非常によろしくなかった例ですが、反面教師にするにはちょうどいい事例だと思います。ご存知ない方は調べてみてください。
批判的と言われるのを覚悟の上ではっきり申し上げると
- 原作未読=原作と原作者様へのリスペクトがない
- 公式CP発言=他CPへの配慮がうかがえない。また、ジャンル内外へ公式の意図しない誤った情報が広まり誤解を産む危険がある
- 公式アカウントや声優さんへの凸=公式化の権限がない、或いは明言出来ない立場の方を困惑させ疲弊させる。また、ジャンル全体の民度が疑われる
- キャラクターの極端な改造=原作で描かれる本来のキャラクターへの理解と愛情が欠如している
というように受け取られてももう仕方ないでしょう。今まで問題視された行為は全て関係各位や一般ファン、二次創作を行う仲間たちにとって大変迷惑なものです。
実際にはこういう良くない二次創作者の例はあむあずがお好きな方だけに当てはまりませんが、あむあず界隈の皆さんは初心者さんが多いせいなのか、こういった傾向が他よりも顕著なように思われます。
上に挙げたのは今後皆さんが同人活動をする、または続けていく上でこうならないよう気をつけていくべきことです。始めたばかりの内は良くても、いつまでもこんな感じでいると創作仲間から嫌厭されかねません。大手と呼ばれるようにまでなったらなおさらです。CPやジャンルを牽引する作家さんサークルさんが原作未読だなんて、悲しいですし恥ずかしくさえ思えます。
《あのCPやジャンルは原作未読でもチヤホヤされる》
という評判がたつのは極めて不名誉なことです。解釈はともかく原作は一通り目を通すのが作品をお借りして二次創作するものの最低限の礼儀ではないでしょうか。
同人ルール以前に、集団の中で生きていくためには他者への配慮は必須ですし、前にも書きましたが配慮=自衛です。配慮しているのが目に見える相手には誰も表立って突っかかってきません。
萌えだけを求めておかしな擁護をしてくる自称あなたのファンよりも、ダメなことはダメ、いいものはいいとはっきり言ってくれる、目の肥えたファンを得られるようにしたいものですね。