風見裕也のティータイム☆ファッションショーは炎上中

 以下、感想という名の突っ込みです。


 今週号のネクゼロ垢の燃え上がりっぷり、なかなかだなとある意味感心してみています。
 先に買った人から概要だけざっと教えてもらっていたからか私個人は予想以上にダメージが少なく、これはスピンオフ作者様渾身の突っ込み待ちプロットだったのかも...と感じているくらいです。面白...おかしいところが多すぎるというか。
 たかだか漫画に突っ込むのは野暮と承知の上でジャブ的にいくつかあげると、

 

 首から下で判断しろなんて無茶言って店員を困らせるな
 営業トーク真に受けるな
 潜入用の演技人格に合わせた服くらい自分で買いに行け
 無難に店員にコーディネート組ませとけばいい
 普通に考えてあれは経費では落ちない
 ラインナップが全然地味じゃない
 他人に渡すの前提なのに試着する意味とは
 おさがり期待して選ぶな卑しく見える

 

こんな感じですかね...。
 純黒と執行で描かれたような、内心に疑問や葛藤を持ちつつも懸命に職務に励む風見が好きなので、ゼロティーの扱いが完全にオマヌケ方向に振り切られていて正直とても残念だしカッコ悪いと思っています。
 公安としての立場と職務に誇りを持ち、潜入捜査で日々生命の危機を感じて生きているはずの安室も、あれでは本当にただのパワハラ上司。風見は舎弟かパシリです。どっちもサイコーにみっともない。原作(と映画)で描かれたキャラの魅力が死んでます。本当にあれはあのままでいいんだろうか...まあどうしようもないけど。
 
 今回もリプ欄にはご多分にもれず降風民(CP名を伏せれば凸っていいわけではない)と、さすがに表題と内容の齟齬を見て見ぬふりできなくなった読者の皆さんがいますが、私は公式凸はいけないとずっと言い続けていて、この姿勢は変わりません。 でも、アンケートやファンレターをしたためて送った、けれどもどうにも気がおさまらないという人もあの中にはたくさんいることでしょう。
 不平不満、批判を公式に言うなというのは違うな...と思います。
 小銭で買える雑誌とはいえ、金銭授受があり商売である限り読者はみなお客ですし、消費者が企業のあり方に異を唱えるのはお門違いでもなんでもないことです。普通です。
 今までの原作の流れや、公式の安室というキャラの売り方に反する物語を公式スピンオフで出され続けて不満を抱くなというのが酷ではないでしょうか。年単位で培われたイメージを損ないかねない展開に怒るのも許されないのであれば、それはもう言論弾圧とさして変わらないのでは...?むしろひたすら絶賛されるだけの作品とはいったいどのようなものなのでしょう。
 黙って離れろという意見、当然一理あります。よくわかりますし、大概の人はそうするだろうと思います。でも好きだったからこそ許せない一線というのはあるわけで、そこをきっちり批判するのは別に悪ではないと思うんですよね...。


 公式凸はやっちゃいけない。けどやってしまいたくなる気持ち、さすがに今回はわかる気がしています。
 果たしてどのように火消しをするのか、しばらく様子を見たいです。