安室トレンド入りを期に二次創作のあり方を考える

 何番煎じだよという話題です。

 アニコナ予告の安室がトレンド入りしたと聞いて、昨夜つらっとツイートを眺めてきました。予告にほんのちょっと出ただけでトレンドに上がるのはすごいですね。昨年爆発した彼の人気はまだ衰えてはいないようです。
 原作の同一シーンではかわいい要素はなかったのでアニメ作画側の意図は不明ですが、確かに 輪郭丸いし目も大きいので ロリっぽかったですね。顔がいいと言われて納得してしまいます。
 このトレンド入りに対して、主に二次の安室攻め界隈のリアクション。

 

 自分の中ではゴリラがスタンダードだから解釈違い!(何度も言うけどゴリラじゃない)
 うちの受けちゃんの方がロリ顔!(そんな事実はないキャラが受け)
 
とまあ、突っ込みたくなる論説がチラホラ飛び交っていました。
 え、そこはそんなムキになって否定するところなの?という感じです。
 推しCPの片割れの見た目がいいという話を素直に受け止めて喜べない人がどうしてこんなに多いのか。毎度のことですが必死になって安室さんを下げにくるのは何故なんですかね。とても不思議です。

 人の二次創作に余計な茶々を入れるなという意見もありますが、そもそも最初から誰でも見られるように公開しているのは自分の方なのに、自分が気に入らない感想や突っ込みが入るのがそんなに嫌なのおかしくないですか?
 閲覧の母数が増えたら、それに比例して様々な感想や意見が出てくるのは当たり前ではないんでしょうか。ちょっと考えれば簡単に予想できることだと思います。シネだのコロスだのの明らかな暴言が間断なく飛んでくるわけでもないでしょうに。万が一そのレベルなのであればそれは警察や弁護士に相談するべきことですよね。
 そうではなくてもし本当に横合いから嘴突っ込まれるのが嫌なら邪魔されない二次創作ライフのために鍵をかけるとか、無難に仲間うちだけで見られるようにすればいいだけなのでは?
 私はそうして元の作品のイメージを守ることは、ひいては二次創作者が自分を守ることに繋がると思います。
 面白おかしく茶化して版権キャラクターたちを貶めた方がウケるから、人気の出ているキャラクターを踏みつけにする話は自分が気持ちいいから、自分が気に入らないキャラクターだし人格が歪むレベルで改造したほうが面白いからとか、そういう二次創作こそ【愛がない】のではないんでしょうか。
 自覚なく例に挙げたような話を作っている人はたくさんいますが、アップする前に、この作品は誰かを傷つけないか、誰かを傷つけてもアップする意味のある作品かどうか、冷静になって考えてみて欲しいです。これは別にアップするなというのではなく、するのであれば適切な方法をとって欲しいというお話です。
 18禁や性的な言葉行為が含まれているもの、キャラクターを痛めつける内容、性格や性別設定の著しい改変が一例になるでしょう。


 断っておくと、

 【公式トレパクとその擁護】
 【禁止されている上映会敢行】
 【禁止されている二次創作アクキー等のグッズ頒布】
 【推しCP名を掲げた公式関係者への凸】
 【考察という名目で根拠のない希望的観測や妄想、捏造情報を流布すること】
 【作品及びキャラクターへの無理解による著しい設定改変(主として注意書きのない場合)】
 【原作者の作品作りに対するスタンスやパターン、これまでの公式発言の無視】
 
等々の行為を頻繁にする人や界隈は【愛のある二次創作】をしているとは言い難いのはないでしょうか。何度も言いますが、問題になりそうな行動を見かけたらなあなあで終わらせず界隈内で注意しあって、トラブルメーカーが居着けない界隈作りを目指すべきです。でないといつまでたっても延々民度の低いジャンル、界隈と呼ばれ続けます。
 世に出ている版権作品は二次創作者の承認欲求を満たすための便利な道具ではないということを、少しでいいので考えてみて欲しいと思います。


 あなたの都合のいい同人誌のために原作があるんじゃないんですよ。大事なことなので忘れないでくださいね。