触れてはいけないことがある

 あむあず厨花no氏の皇/室をマウンティングのバットにする悪質さといい、先月の某バンド映画の曲解プレゼンで炎上した某氏の浅はかさといい、SNSの発達に伴って言っていい悪い、やっていい悪いの判断基準がゆるゆるになっているように思います。
 バカッターと呼ばれてしまうほど非常識なお馬鹿さんがわんさと住んでいるTwitterがどういう性質のアプリなのか、オタク諸氏はもう少し考えた方がいいのではないでしょうか。
 Twitterはあくまで情報発信アプリであって、オタク専用アプリではありません。私達オタクという特殊な生態を持つ利用者でも可としてくれる包容力はありますが、なにをやってもいいわけではないですし、規約に違反したら当然弾き出されます。
 特定個人や国、人種、性別、変わった教義や嗜好を持つ人達をひとまとめに批判するのはもちろん、少年少女といった未成年者を性的に扱うなどの有害な内容を拡散することは許されていません。

 

 上で例に出した二つはTwitter規約に違反しないまでも特定個人及び重要人物に関連した内容です。安直な発言がいかに危険かをもっとよく考えて欲しいと思います。
 某バンドの件は既にツイートした当人が謝罪済ですが、まずその謝罪まで数日かかっていますしその間に百を超える苦言、忠告が寄せられました。バズって喜んでいたら思った以上に各方面からの風当たりが強く、謝罪して収めるしかなくなった状態です。この件で記事は書かなかったのですが同人界隈の一人として謝罪があるまでずっとハラハラしどおしでした。
 当人のみならずその周囲のツイートも擁護の傾向が強く迂闊でしたし、題材となった方やバンドのファン、洋画ファンがその軽はずみな言動にどれほど胸を痛めたかと思うと腹立たしくてなりません。

 

 そして、今回の皇/室を自身の妄想の正当化に利用するツイート。
 これは本当に、絶対に許せません。ネタにしていいと思っているのがおぞましすぎる。
 どうせまた嫉妬乙wと言って当のあむあず界隈は笑うのでしょうが、これ、笑ってすむ話ではないですよ。妄想のネタにしてもいいことと悪いこと、シャレですまされる範囲をとっくに越えています。
 国の最重要人物、象徴である方のお身内に関わる大事なものを、自分の欲望のために他人を殴るバットとして用いたんですからね。世が世なら非国民と呼ばれてしかるべきではありませんか?皇/室ファンや国粋主義者でなくても嫌悪感に鳥肌がたちますよ。
 真っ当な日本国民の感性ならば、あの方々に付随するものを自分の欲望と強引に結びつけて考えたりしません。そもそも安易に触れてはならない領域にある存在だからです。
 元号が好きなキャラクターの名前に似ているとか思い出させるようでうきうきする、そんな程度ならともかく、お印まで持ち出してあむあずガーふるあずガーとは何事でしょうか。トレパクアンソロの問題でさえ霞むほどの衝撃を受けました。
 恐るべき不敬の極みです。
 
 このようにいい年をして言っていいことと悪いことの区別もつけられない人ばかりとは、心底嘆かわしいと思います。