降谷LineQRコードのクレクレ行為続出

 コナンの既刊販促キャンペーン、名刺は今回二回目ですね。

 黒の名刺フェアと題して、黒ずくめの組織に関連するキャラクターの名刺の裏に降谷とLineが出来るQRコードが印刷されています。キッドの予告状も入ってるのは来年の映画を意識してでしょうか。

 18日の開始からTLは楽しそうに遊ぶフォロワーさんで溢れてほのぼのしていましたが、QRコードあげる、ちょうだいの呟きもたくさん・・・。ちょっと待って。

 リサイクルアプリで名刺現物のみならずデータだけ売るという人まで出ています。こういう相手から買うのは絶対いけません。前回のキャンペーン時も見かけて呆れたくちですが、フォロワーさんや同人友達に呼びかけてコミックスの代理購入をしてもらうのが一番の正攻法ですよ!

 公式では対象店舗と対象の巻が載ってますし、不安なら購入前に書店で訊ねてもいいと思います。買ったのに名刺がついてない!なんて悲しい状況をふせぐために事前によく調べましょう。

 また、私のようにまだ近隣の店舗に残っているのを見かけたという人も多いはずです。地元ではシークレットや犯沢さん名刺がそれぞれ十冊分くらい余っていました。ない!という方のお近くでも、探せば確実に置いている店舗はあるはずです。しばらく待てば前回のように追加もあるやもしれません。

 

 今回のキャンペーンはコナンの既刊の販売を促進するためのものであり、Lineで遊べるというサービスは対象巻の購入者に対してのものです。決してコミックスを購入していない人に向けたものではありません。そこを勘違いしている人が多いように思います。

 サービスは無料とは限りませんし、今回のように有料前提のサービスは企業が利益を還元、あるいは更なる収益を見込んで行うものです。対象商品を購入していない人がズルをしてサービスを受けられるようでは、商品を購入した消費者が損をしたことになります。これに対応せずに放っておくと、やがては企業側の評判が落ちることも予想されます。

 つまり、Twitter上で大々的にQRコードください!と言ってしまうのは出版社と書店、及び正当な対価を払った消費者に対して非常に失礼な行為であり、法的に問題がなくても営業妨害と受け取られかねないのです。今後出版社側がこういった形のサービスを見合わせる可能性も出てきます。

 

 QRコードくらいいいでしょ!なんて軽い気持ちの安易な要求で、せっかくの楽しい企画を台無しにしてしまうかもしれないことに気づいてもらえたらと思います。