見解からにじみ出る、パクられ元の憤りと困惑


 【困ってるのはO氏、あなたじゃなくてこちらなんですが???】という権利元の合唱が聞こえてきそうな、ぬい母氏からぬいぐるみをパクられた海外ブランドの見解文が発表されました。
 本社との時差の関係もあるから見解発表は恐らく18日午後以降では...?と私の周囲では囁かれていましたが、その通りでした。


 この件で多数問い合わせ頂いてます、パクった側のぬい母氏からこういうアクションがありましたという内容と、彼女が作った作品はこれこれでこの法律に触れていると考えているという内容のわりとあっさりした書面なのですが...個人的に、相手側のものすごい困惑が読み取れます。
 ぬい母氏(と弁護士)からのメール及び電話で連絡を受けたとありますが【謝罪】を受けたとは書いていないんですよね...ええ謝ってないんだ...でまず困惑です。
 そして冒頭にもある【O氏が非常に困っている】で撃沈。いや困るのはパクった人じゃないでしょ、どう考えてもパクられた方ですよ...。この困っている、というのが具体的にどういうことなのかですが、見かけた呟きの中に【あちこちから叩かれて困ってるのだからお墨つきちょうだいチラッチラッ】だったのではないかと推測している方がいて、ああそっちだったのかも...と額を押さえました。いやうん、無理でしょ。先週の見解予告ツイートにぶらさげられたあの画像を見たら、お許しがいただける期待感なんか吹き飛びますよ...。
 やり取りの詳細はわかりませんからただの推測ですが、正直相手側にお墨つきのおねだりをした可能性は皆無とは言えないと思います。元はと言えば自分の蒔いた種なのに、いざ問題視されたら弁護士()や専門家()を盾に指摘や注意、問い合わせのリプを封じようとしてきたぬい母氏ですから、パクられ元にもそれくらいの態度は取りそうです。
 しかし発表された文面から漂うのは、ぬい母氏の言う円満解決とはほど遠いガチ感でした。それが先方の【酷似商品】と【許容できない】という明確な表現にはっきり表れていると感じますがどうでしょう。作品がオマージュなどではないと切り捨てられた形になりますね。
 これから先の見通しは社内でも協議中とのことですし、ぬい母氏のアプローチにもよって対応が変わってくるものでしょうが....恐らく今回の様子では容易に見逃してはもらえないのではないかと思います。先方がO氏のアーティストとしての名前を一切ぼかさず書いていることや、ぬいぐるみの他にも問題となる作品があったことをきっちり記載してきている点に、ただではすまさないぞという本気度が窺えるように見えるのです...。考えすぎですむならまあいいのでしょうが、それにしても怖いです。さすが訴訟大国が本家なだけはあります。
 やはりパクりなんてするものじゃないと実感させられる件でした。
 今後もまた続報があれば、 同じような事件にならないように注意の意味を込めて追々書いていきたいと思います。
 
 皆さん、本当に甘く考えずに気をつけていきましょうね!